【2025 聖年記念コンサート 〜大阪カテドラル聖マリア大聖堂〜】
2026年 02月 11日
EXPO2025バチカン・イタリア両国のアンバサダー任命から約2年間務めてきました、マエストロ西本智実。
その活動の締めくくりとなる『2025聖年記念コンサート』は、2025年12月20日(土)15時30分から大阪カテドラル聖マリア大聖堂にて行われました。演奏曲のモーツァルト作曲『戴冠式ミサ』は、同年6月29日、バチカン国務長官パロリン枢機卿ご臨席のもと開催されたバチカンナショナルデー公式催事コンサートで演奏した曲でもありました。

万博終了後もマエストロ西本智実は大阪、長崎県平戸市、広島、東京、ローマ、バチカン、ポルトガルを驚異的に2週間程で行き来しながらアンバサダーとして任務を遂行されていました。帰国直後のマエストロの指導による合唱リハーサルは、それまでのハードスケジュールを微塵も感じさせない情熱的な指導で、全体の集中度も更に高まっていくのを感じました。
12月19日、マエストロによる前日合唱リハーサルで、「バチカンでの、あの響きを思い出して再現してみてください。」という言葉に、バチカンの響きを知るIPCの歩んだ月日が重なります。
12月20日(土)本番当日。
大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂。
前日の天気予報では、それまで続いていた晴れが途切れ、雨模様になると出ていました。ずっと今まで雨がなかったのに、急に今ですか!と、予報急変に少々衝撃を受けながらも、お天気ばかりは仕方ないと覚悟をしていました。寒さ対策もしました。ところが嬉しいことに、予報に反して朝から雲一つない澄み切った青空が! 日差しも出て、防寒着を着ると暑いくらいでした。いろいろな方々の思いが集まっての青空のような気がして、何度も感謝しながら天を見上げます…! 大聖堂は、その青に鮮やかに映えて陽の光を受けていました。


この大聖堂の敷地には、万博会場から植樹されたばかりの“バチカン寄贈のオリーブの木”と、移設されたばかりの“イタリア寄贈の愛と平和と希望の鐘”が在ります。そして以下は、VATICAN NEWSに紹介されました、マエストロ西本智美の言葉です。
「それらは一過性の展示物であってはいけない。心に記憶され続けるべき責任の象徴です」 と。大聖堂を訪れる方々は、静かに写真に納めていました。

オーケストラと合唱団が立つ祭壇から見える正面にはパイプオルガン、背後には大壁面『栄光の聖母マリア』、ステンドグラスにはイエスキリストと聖母マリアの生涯が描かれてあり、壁面には十字架の道行の14場面が掲げられています。演奏する『戴冠式ミサ』の世界が、場面が、目の前にありました。そこでリハーサルは進んでゆきます。
本番前、聖堂の前にある『愛と平和と希望の鐘』の前には、マエストロ西本智実と合唱団メンバーが一同整列。
ご挨拶に立たれた前田万葉枢機卿からは、6月ナショナルデーでの演奏について賞賛のお言葉と、本日の公演に寄せられる期待のお言葉などを賜りました。そして、鐘が1度… 2度… 3度… その響きが、記念コンサート開演を告げます。
会場は常設の椅子の後ろにパイプ椅子も多く並べられ、更に立ち見の方までいらっしゃる大盛況ぶりでした。お子様連れのご家族や、異国の方々、身体の不自由な方や年配者の方々など。 本番、マエストロ西本智実は、全方位に向けて指揮をされました。奏者も参列者も、大聖堂に響く音楽に抱かれた印象的な場面でした。
♪Dona Nobis Pachem 〜平和を我らに〜
その響きの余韻が残る聖堂に、最後の演奏曲となる前奏が始まりました。荘厳なパイプオルガンの響きです。2025年聖年公式聖歌『希望の巡礼者』。 マエストロ西本智実、ソリスト、イルミナートフィルハーモニーオーケストラ、イルミナート合唱団、そしてご来場の方々が総勢で歌います。
♪希望の光、神よ…
1つになった歌声は、皆の祈りでした。客席の皆様からの拍手は奏者最後の一人が退場するまでずっと続き、聖堂内はあたたかな空気に包まれ終演いたしました。
「このコンサートを、イルミナート演奏でやり遂げられたのは天命だったと思います 西本智実 」
